ダイエットの薬として一番知名度があるのが、防風通聖散だと思います
市販薬でもナイシトールやコッコアポEXに入っているのが防風通聖散です!
メーカーによって中身は同じでも商品名が違います。しかし基本同じです😃
ただ日本薬局方で定められてる処方通りの分量で作られた満量処方の物の方がより効果は高くなります!商品によっては生薬の分量が違うため満量処方か確認すると良いと思います🤗
満量処方かどうかは商品に記載されていることが多いので簡単に確認できます!
防風通聖散の効能・効果には
腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの次の諸症:肥満症、むくみ、便秘
としっかり添付文書に記載がある医薬品の中でも数少ない肥満に用いられる医薬品です
防風通聖散の作用は褐色脂肪細胞の活性化と白色脂肪細胞の燃焼促進効果があります。
….えっ?脂肪細胞って種類があるの?と思ってる方もいると思います😅
一般的に脂肪と言われて認識されているのが白色脂肪細胞で細胞内に脂肪を貯蓄することができます!
褐色脂肪細胞は脂肪を分解して熱を発生させる細胞で、活性化することで脂肪を分解し燃焼する働きがあるダイエッターには味方の細胞です🤗
防風通聖散に配合されている麻黄(マオウ)という生薬には交感神経からノルアドレナリン分泌を促進する作用があります
ノルアドレナリンが褐色脂肪細胞に作用することで熱産生を促進し、白色脂肪細胞に作用することで脂肪分解を促進します!
さらに甘草(カンゾウ)、連翹(レンギョウ)、荊芥(ケイガイ)という生薬にはホスホジエステラーゼを阻害する作用があります。ホスホジエステラーゼはcAMPを分解する酵素でcAMPが分解されると脂肪の燃焼は止まってしまいます。
……ヨコ文字ばかりで申し訳ないです😅
要は脂肪を燃焼させる効果と燃焼を持続化させる効果を持ち合わせてると言うことです!!
また、大黄(ダイオウ)や芍薬(シャクヤク)といった便秘を改善する生薬も配合されているので便秘気味の方にはオススメです!
胃腸が弱い方はひどい下痢が続く可能性もあるので注意が必要です!
次回は防風通聖散の臨床データからどれだけ脂肪が減少したか見ていきます😉
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