30代、40代、50代と年を重ねるごとに体力の衰えを感じたり、健康診断で血圧や血糖値などの検査値が引っかかることもあるかと思います😅
そんな時に多少の無茶をしても平気だった20代に戻りたい、若々しくありたいと考える方もいるかと思います
今回の記事では老化や寿命を延ばすために重要な役割を果たすと考えられてるサーチュイン遺伝子や、その遺伝子を活性化させると考えられている物質について紹介します!
アンチエイジングに興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください✨
サーチュイン遺伝子について
サーチュイン遺伝子は老化や寿命の制御に関与するとされる遺伝子で、『長寿遺伝子』とも呼ばれています!
サーチュイン遺伝子は細菌から哺乳類、もちろんヒトにも発現する遺伝子です
発現量が増えると寿命が延び、欠損していると寿命が短くなることが多くの動物実験で報告されています
サーチュイン遺伝子の研究が始まったのが2000年ですが、今ではヒトでの臨床試験も進められているようです💡
しかし、細菌やラットと違いヒトの寿命は長い事と、生活環境も違うため若返りや長寿といったものは永遠の研究テーマかもしれません
サーチュイン遺伝子を活性化するには?
サーチュイン遺伝子の活性化に関与していると考えられているのがNAD+(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)です
NAD+はミトコンドリアでATPを産生するために必要な補酵素です
NAD+が無いとヒトや生物はエネルギーを産生することができず、死んでしまいます
そんな生物が生きていくために必要なNAD+ですが、サーチュイン遺伝子の活性化も担っているとされています!
加齢と共にNAD+は減っていきますが、もし増やすことができればサーチュイン遺伝子を活性化させ老化を遅らせることができるかもしれません🤗
サーチュイン遺伝子を活性化したとする有名な研究にカロリー制限があります!
通常のエサと30%カロリーを制限したエサをあたえ続けたアカゲザルを比較した実験です
ABの写真は通常のエサ、CDの写真はカロリー制限したアカゲザルです!
毛並みや若々しさが明らかに違いますね(°_°)
では、なぜカロリー制限をしていたアカゲザルは老化を遅らせることができたのでしょうか?
カロリー制限をすると肝臓、脂肪組織、筋肉でNAD+が増えることがマウスを用いた実験で報告されています!
NAD+が増えるとサーチュイン遺伝子が活性化し、サーチュインが合成されます!
サーチュインはヒストン脱アセチル化酵素とも呼ばれています
ヒストンを脱アセチル化すると染色体の末端にあるテロメアを保護することができます
テロメアは短くなるとDNAの複製ができなくなります
つまりサーチュインの働きにより細胞の老化を抑制できるということです🤗✨
レスベラトロールとは?
レスベラトロールはカロリー制限をしなくてもサーチュイン遺伝子を活性化させるとして注目されている物質です!
レスベラトロールは赤ワイン、ぶどうの皮、アーモンドの薄皮に含まれているポリフェノールの一種です😊
レスベラトロールの作用と効果
レスベラトロールの効果はアンチエイジングやメタボリックシンドロームを改善する効果も期待されています!
まずアンチエイジングの効果として、肌のシワやたるみを予防する効果があります🤗
肌のたるみやシワの原因として、コラーゲンやエラスチンが年々減少することが考えられます
コラーゲンやエラスチンは分解されては、また新しいものが作られることで肌の弾力を保っています
しかし、紫外線や生活習慣など様々な要因でバランスが崩れコラーゲンやエラスチンが減少し、シワやたるみになると考えられます
レスベラトロールはコラーゲンやエラスチンを分解する酵素を阻害する働きがあると考えられています!!
そのためコラーゲンやエラスチンの分解が抑えられて肌の弾力が保たれます✨
メタボリックシンドロームの予防効果としては、コレステロールの減少や血糖値のコントロールが期待されています!
高脂肪食を与えたマウスと高脂肪食+レスベラトロールを与えたマウスの実験では、レスベラトロールを摂取していたマウスの体重上昇が抑えられ、LDLコレステロールの減少や血糖値の上昇も抑えられています!
そしてサーチュイン遺伝子を活性化させる作用は2003年に酵母菌で実験されています!
レスベラトロールは酵母菌の寿命を70%伸ばすことが報告されています
またその後の研究で線虫やマウスでも寿命を伸ばす効果が確認されています
しかし、2012年の研究ではレスベラトロールはサーチュインを直接活性化する作用はないという報告もあります🤔
それはサーチュインが活性化するためにMAPKというタンパク質が必要ですが、レスベラトロールはMAPKを必要としなかったため別の作用機序が考えられました
その後の研究でレスベラトロールはフォスフォジエステラーゼ4(PDE4)を直接阻害し、cAMPを上昇させる働きがあることがわかりました
その結果NAD+が増加しサーチュインが活性化することがわかりました
レスベラトロールはPDE4阻害作用により間接的にサーチュイン遺伝子を活性化させ寿命延長させます
レスベラトロールの選び方
レスベラトロールには化学構造の違いがありトランス型とシス型があります!
サーチュイン遺伝子の活性があるのはトランス型のみになります
サプリメントの中にはレスベラトロールの配合量を多く見せるために総レスベラトロール量〇〇mgなどの表記を見かけます😅
総レスベラトロール量の表記の場合はトランス型がどれだけ配合されているのかもわからないので購入は避けた方がいいです!
きちんとトランス型と表記されている商品の方がおすすめできるので、商品リンクを貼っておきます↓↓もしよろしければお試しください(^^)✨
トランスレスベラトロールを何mg摂取すれば良いのかは、明確な推奨量はありませんが、販売されている量や価格を考えると200〜500mgが一般的な摂取量かと考えられます💡
しかし、可能であれば一般的な摂取量の範囲で多い方がいいかと思います
それはレスベラトロールの生体内での利用率が悪いためです😥
口から飲んだレスベラトロールは約70%が吸収されますが、肝臓で代謝され抱合体になってしまうからです
結果的に飲んだレスベラトロールの5%ほどしか利用できないのです
また安全性の面では筋ジストロフィーの患者さん11名に500mg/日、1000mg/日、1500mg/日それぞれ8週間ずつの合計24週間摂取してもらい、大きな副作用はなく腹痛や下痢の軽度なものが一部みられた報告があります
しかし、健康食品という立ち位置のため長期的に服用し続けた時の安全性データや何千人とデータがあるわけではないので摂取は自己責任となってしまいます😅
NMNとは?
NMNはニコチンアミドモノヌクレオチドの略です
NMNはNAD+の前駆体になります
つまりNMNが吸収された後に体の中でNAD+へ変換されるということです!
ではなぜNAD+を直接経口摂取しないのでしょうか🤔?
それはNAD+を経口摂取しても消化液や酵素でほとんどが分解されてしまい活性がなくなるからです
またNMNはビタミンB3(ニコチンアミド)から生成される中間体でもあります!
そのため価格の高いNMNを摂取せずに安価なビタミンB3を摂取すれば良いと考える人がいるかもしれません!
確かにビタミンB3を摂取すれば体内でNADは合成されますが、ビタミンB3自体がサーチュイン遺伝子を阻害するという研究結果があります😨
サーチュイン遺伝子を活性化させる目的としてはNMNを摂取することが効果的です🤗
NMNの作用と効果
NMNの効果は前述している通り細胞内でNAD+へ変換されサーチュイン遺伝子を活性化させることで長寿効果を発揮します
またNMNには動脈硬化や糖尿病などを抑制する効果もあると言われています
NMNは細胞内へ入ることができないので効果がないという意見もありますが、最近の研究ではNMNが細胞内に入るための輸送体が存在することが明らかになっています
またNMNを摂取した後にNAD+量が上昇することがわかっているため、効果は期待できそうです😊✨
NMNの摂取方法
NMNは体の老化を実感し始める50代からの摂取が特に効果が期待できます!
体内のNAD+量は年齢を重ねるにつれて合成量が減り50代では20代の半分ほどまで減少すると言われています😫
20代や30代前半では、そもそもNAD+の量が十分あるあため効果を感じないかもしれないです
しかし、老化を感じる前から摂取することで生活習慣病の対策のひとつになったり、若々しさを保つ秘訣になるかもしれません✨
NMNの推奨量としては250mg/日が目安となりそうです!
ヒトでの臨床試験で250mgを10週間摂取することで、糖尿病予備軍のインスリン抵抗性に改善がみられたというデータがあります!
インスリン抵抗性とは血糖値が上昇すると膵臓からインスリンが分泌され血中のブドウ糖が細胞に取り込まれますが、インスリン抵抗性が高いとインスリンが効きにくくなり、血中のブドウ糖が細胞に取り込まれず血糖値が下がらなくなることです
250mg/日で長寿に効果があるのかどうかはヒトでの長期的な臨床データがないため定かではありません
しかし、インスリン抵抗性が改善して血糖値が下がるという数値化できてわかりやすいデータはあるので一つの目安として良いと思います🤗
安心の国内製造でお求めやすい価格のものを紹介しますので、よろしければご購入検討ください↓↓↓
まとめ
- サーチュイン遺伝子は老化や寿命を制御していて、発現量が増加すると寿命が延び、欠損していると寿命が短くなる
- NAD+はサーチュイン遺伝子を活性化する働きがあるが、加齢とともに減少してしまう
- トランスレスベラトロールは赤ワインに含まれるポリフェノールの一種でサーチュイン遺伝子を活性化させると考えられてきた
- トランスレスベラトロールは近年の研究ではPDE阻害作用によりNAD+が増加しサーチュイン遺伝子を活性化させると考えられている
- NAD+の前駆体であるNMNは経口投与可能で吸収されてからNAD+へ変換されるためサーチュイン遺伝子を活性化することができる
酵母菌やマウスを使った実験ではサーチュイン遺伝子の活性により、寿命が延びることがわかっていますが、ヒトでの臨床試験は生活習慣の違いや元々の寿命が長いため、すぐに研究の結果を出すことが難しいです
しかし、サーチュイン遺伝子の活性化にはたくさんの可能性が秘められていると思いますので、自己責任となってしまいますが、身体の衰えを感じ始めている方はレスベラトロールやNMNをお試しいただけると良いかと思います🤗✨
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