特茶の脂肪分解作用とダイエットに効果的な飲み方を薬剤師が解説

健康食品

皆さん特茶は知ってますか?

脂肪をバラバラにするCMはダイエッターにとって衝撃的ですよね😳

でも本当にお茶を飲むだけで痩せられるのか🤔?

疑問に思う方も多いのではないでしょうか……

この記事ではそんな特茶がどんな作用で脂肪をバラバラにしているのか

どれくらい効果があるのか

また効果的な飲み方について深掘りしていきたいと思います

特茶の有効成分

まず特茶の有効成分はケルセチン配糖体です!

サントリーさんはケルセチンゴールドと名付けてますが…

化学を勉強してる人からすると『ケルセチンゴールド』は、ちょっと違和感がありますね😅

なぜゴールドと名付けたかと言うとケルセチン配糖体の色が黄色だからです!

自分も化学の実験で紅花からケルセチンを抽出したことがありますが、綺麗な黄色でした☺️

ケルセチンが何者かと言うと一般的なよく耳にする言葉ではポリフェノールの一種で、大豆に入っているイソフラボンと同じ仲間のフラボノイドに分類されます!

天然由来の成分で怖い化学物質ではないので安心して飲めますね✨

ケルセチン配糖体の作用

ケルセチン配糖体とケルセチンは何が違うかと言うと…

ケルセチンに糖がくっつくことで水に溶けやすくなり小腸で吸収されやすくなります!

吸収された後ケルセチン配糖体は分解されて本体のケルセチンが脂肪分解酵素のリパーゼに働きかけ活性化してくれます!!

活性化したリパーゼは中性脂肪を遊離脂肪酸とグリセロールに分解します

そして分解された遊離脂肪酸が消費されることで体脂肪が減っていく効果が期待されます🤗

特茶の試験データ

サントリーの公式ホームページに掲載されている試験データですが、8週目に対照飲料に対して腹部全脂肪面積が約−10㎠減少していることがわかります

対照飲料がなぜ+5㎠増加しているのか気になりますが….

おそらく生活習慣を変えずに特茶を飲むだけの試験のため、普通に生活していた対照群は体脂肪が増えたと考えられます

特に食事制限や運動をせずに脂肪面積が−10㎠減少はすごいです😊

でも脂肪の面積が10㎠減るって言われても、面積で表されてもわかりにくいと言われる方が多いと思います。

CTスキャンで測定しているため脂肪面積が用いられますが、gに直すとどれくらいになるのでしょうか🤔?

体脂肪面積100㎠は約3kgほどの脂肪量に相当します

つまり10㎠は300gの脂肪量に相当します

8週間飲んで300g脂肪が減る…..

意外と少なく感じるかもしれません😅

しかし!!カロリーに換算してみると2160kcal

体重によっても変わってきますが、ジョギングを一般的なペースで週1回30分間走ると考えたら4週で約1000kcal!!


お茶を飲むだけで週1のジョギング8回分と同等と考えると、運動が億劫な方には十分な効果だと思いました😊

効果的な特茶の飲み方

特茶を飲むと体脂肪は遊離脂肪酸に分解され消費されやすくなります

しかし…

遊離脂肪酸も消費されなければ再び中性脂肪に戻ってしまいます😫

これではせっかく分解して消費されやすくしたのに意味がありません💦

基礎代謝や日常生活動作でもエネルギーは消費されるので全く意味がないことはないのですが…


結局は分解された脂肪を消費するためには適度な運動が欠かせないと言うことです🤔

どうせ運動するなら効率よく脂肪を消費したいですよね??

そのためにはケルセチンが最も効果を発揮する時に運動をする必要があります!!

特茶を飲んですぐに運動したとしても、まだケルセチン配糖体は吸収されておらず効果を発揮できていないため効果は薄いです…

ケルセチンが作用する時間は飲んでから約2〜3時間後が最も血中濃度が高いため、このタイミングで運動すると効率良く脂肪を燃やせます!!!

分解した脂肪を効率良く消費することで、せっかく飲んだ特茶を無駄にしないようにしましょう😉


コメント

タイトルとURLをコピーしました